53代 副将・主務

53代副将兼主務の信天翁日記⑭ 2016年男子リーグ戦Ⅴ週目&オレンジ

どうも、53代副将兼主務の新井寿弥です。

ひとつよしなに。

 

終わってしまいました。

リーグ戦全5週が昨日で終わりました。

成城大学体育会弓道部男子は二つの白星で都学リーグ5部の2位となりました。

 

3年生の自分たち53代は昨日の試合が最後のリーグ戦となりました。

あとは、11月の始めまで正規練習をし、引退となります。

最後のリーグ戦で勝てたのは良かったです。

1、2年生のみんなは来年につながる射をしていたと思います(`・ω・´)

 

昨日のリーグ戦後の最後のミーティングでは、毎年恒例、「この1年を振り返って」を1年生~3年生まで全員が一人づつ述べていきました。

僕は金八先生のように力強く、岡本太郎のように心に刺さる言葉を事前に準備しよう……!なんて一ヶ月前には思っていましたが、準備することもなく、結局、即興で普段思ってることが口から出ました。

最後に主将の田﨑の番になると、会場校の校舎から吹奏楽部による中島みゆきの『糸』を演奏している音が流れてきました。

通しのリハだったのでしょうか、結構長いバージョンでした。

神のようなタイミングでした。

ーーなぜめぐり逢うのかを 私たちはなにも知らない

という歌詞が思い浮かび、

「このメンバーで試合に出れるのも今日で最後だったんだぜ?」

って中島みゆき田﨑が言ってるように聞こえました。

 

家に帰って、足袋を手洗いしているとき「もう足袋を洗うのも数えるほどしかないのか~」と思いました。リーグ戦が終わった、というか部活がそのうち終わることを意識しました。

自分の一部が欠けたような、そんな気分になりました。

弓道とは俺にとってなんという存在だったのか、足袋を洗いながらぼーっと考えました。

ふと、藤沢周の『オレンジ・アンド・タール』という小説のことを思いました。

本・漫画は読んだら売る人間の僕の本棚にずっと残る古参の『オレンジ・アンド・タール』は高校1年生の終わりの2月~3月に読みました。

高校のときも弓道部だった僕は、なかなかレギュラーになれずイライラしていましたが、そんなとき、わだかまりのようなものを上手く飼いならせるようにしてくれた本です。

本という力はすごく、読み終わって次の4月の大会ではレギュラーになれました。そんな思い出のある本です。

本編も面白いですが、解説も秀逸です。以下、解説の引用です。

〈ぼくにとって『オレンジ・アンド・タール』は単なる小説ではない。

(中略)

したがって懐かしいものでもないし、通り過ぎたり、卒業したりするものでも無い。

今も連続して心の中にあるのだ。

それを、時に利用し、隠し、武器にし、商いにし、抑え込み、溜め、振り回され、そして、今まで、生かされてきた。〉

(光文社文庫、2010年藤沢周『オレンジ・アンド・タール』解説:若林正恭)

 

『オレンジ・アンド・タール』を「弓道」に置き換えてもしっくりきます。

弓道は、単なる部活ではありませんでした。

 

ちなみに僕の矢のはぎ糸がオレンジなのは、偶然です。

 

 

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